Fin-JAWS勉強会 re:Invent 2018 All金融 reCap参加レポート
Fin-JAWS (金融とFinTechに関するJAWS支部)が2/12にAWS@目黒セントラルスクエア21Fで開催されました。
渥美さん主催で運営されているようです。
参加者は100名以上。金融系だけあって、ほとんどがスーツ組。全体的に固い感じでした。
AWSの沼田さん、亀田さん、滝澤さんなど結構な方が来られてました。AWSさんの2つもセッションがありました。
「re:Invent2018 金融概況」AWSJ金融チーム 飯田さん
re:Inventで発表された基調講演にフォーカスした金融系の内容をご紹介いただきました。
金融機関からの参加は日本からは88名、金融セッションは45以上が開催された。
規制する側から、地域的な広がりも出てきた。
全体的な移行によるデータセンターの閉鎖事例も。
海外であればコアバンクもAWSに移行し、クライドネイティブに、コストを抑えていく事例が出てきている。まだ国内ではそのような事例はない。
クラウドエンジニアへのシフトが加速。
トレーニングを利用し、数百人単位で、有資格者を増やしていく事例も。
(3000人にトレーニングを行い、6か月後に650名の有資格者を輩出。)
「45+の金融セッションを一気に概説する」渥美さん
資料は公開するそうです。
後でリンク貼ります。
ざっくりタイトルと背景を解説していただきました。
セッションが半分以上、対談が10本くらい、ワークショップが数本でした。
今からでもre:Inventのセッションは公開されているので、検索して見ることが可能だそうです。
金融系でフィルターできる(渥美さんオススメフィルターは資料中に)
対象セッション、気になるキーワードを抜き出して一覧になっていました。
金融関係の方でre:Inventのセッションを網羅したい方には最適でしょうか。
★は渥美さんのオススメ
sec as a code やPCIDSSのサーバーレスアーキテクチャなど、興味深いセッションが紹介されてました。
「This is My Architecture の発表感想と仮想通貨ウォレットシステムのサーバレスアーキテクチャについて」シンプレックス 小池さん
シンプレックスは金融系のSier、最近はブロックチェーン事業に注力している。
ThisIsMyArchitectureはアーキテクチャの自慢大会(5分程の動画)
動画の撮影、監督、メイク有りのスタジオでの本格的な撮影だそう。
Docker,lambda,sns,dynamo等でブロックチェーンのシステムを構成している。
鍵管理はCloudHSMを利用するかオフライン。
→managed blockchainのサービスが発表されたが、今のところ公開情報が無く、発表待ちの状態。
「LasVegasで感じるTransit Gatewayの大切さ」カブドットコム証券 佐藤さん
•ブルームバーグの事例紹介。
お客様と提供側をPrivateLinkで繋ぐ。これは国内でも出来るはず。
•TransitGatewayの解説
•cloudwatch logs insightを使った感想
SMS配信数をグラフ化してみたが、読み込ませるだけで簡単。
検索のフィルターが直感的で使いやすい。
簡単に使えるので勉強コストが低い。
ただしエラーログが綺麗に取れないので注意。
日本語ドキュメントは少ないが、サンプルが多いのでまだいい。
金融系では新規サービスを使えない場合も多いが、頑張って利用していきましょうという話。
「re:Invent セキュリティ新サービス解説」AWSJ 瀧澤さん
SecurityHubの紹介
パブリックプレビューなので、簡単に試せるので是非使ってみてということです。
簡単に使えるのでまず使ってみて、フィードバック下さいとのこと。
全アカウントで有効化を推奨。
ControlTowerの紹介
プライベートプレビューなので、使うには申請が必要。
上記の2つでマネジメントとガバナンスに対応した。
その他、S3objectLockやBlockPublicAccessが紹介されました。
まとめ
都合があったのでたまたま行ってみたJAWSでしたが、
AWSや金融業界の方とお話が出来たり、有意義な時間が過ごせました。